Ra. Booster (Super Hard On)




今回はブースターですね。ブースターを作ってくれと頼まれたのでSuper Hard Onを作ろうかと。ホントはFat Boostも考えたんですが、ちょっとルックス関係で試したい事があったので。1ノブのが都合いいんですよねー。

ギャレットさんのAサイズ緑が発注する前に売り切れていたので、A+サイズになりました。ただでさえ中身が少ないのにこれで更にスカスカに…
ちなみに中央やや上に見える金色の物体はブラススリーブです。Sound Houseさんで買いました。

今回の基盤はこれです。パターンは製図ソフトで自作してます。感光基盤で大きめの基盤を刷る時はどーしてもスペースが余るので、そこを埋めるようにして刷ってます。

これ確かあと3つくらい余ってたような…まぁともかく超狭小基盤です。

中央のが今回用いるポットです。別に16mmでも機能的には何ら問題は無いんですが、これもルックス関係の話になってくるんですね。後述ってことで。
左のが今回使うノブ、右のはスペーサーです。2mmくらいの塩ビ板から切り出して穴開けしたものです。見えないところで大事な仕事。

写ってませんがブラススリーブはここで使います。ポットは6mmなのに対してノブは1/4"用なのでブカブカなんですね。だからスリーブで隙間を…え、わかった?もういい?すんません…
実装後
実装したらこんな感じですねー。ちょっと誤算だったのが奥の緑のマイラーがでかかった…。0.1uF恐るべし。NisseiのMMTだとか積層セラコンならもっと小さくて済むんだけど、まぁ、ほら、安かったし。笑
ポットはPCB端子なので、ユニバーサル基板を小さく切って接続しています。

※Nisseiは経営破綻したので今後同社のコンデンサは流通が危ぶまれます(2010/7/30)
穴あけ
はい、ケースの穴あけが終了しました。
ちょっとミスったんだけどね…秘密…

ここで、ちょっといつもと違う箇所があるんですね。
まず、LEDの穴が無いこと。LEDそのものは「ある」んですけどね。
もうひとつは…
穴拡大 これです。ポットの穴なんですが、なんか変な凹みがあって日産のロゴみたいになってますね。
これ、実はちょっとした細工なんですね。穴に平ヤスリを突っ込んで縦にしてゴリゴリしました。
LED 勘のいい人は(いや恐らくそうでなくとも)この画像を見ただけでわかるかと思われます。角形LEDですね。
ネタばらしすると、さっきの凹みにこいつをはめようという実験なんですね。すると透明ノブが光る!!というスンポーなんですよ。いーねいーね(わかる人にはわかるネタ)。
購入先はエルパラさんです。ちなみに色は赤で、2つ買ってます。1000円未満の買い物だと受け付けて貰えないのがちょっと不満です。
テープの で、こんなものを使います。
ちょっと見づらいですが、何のことはありまへん。プラ板にテープを貼っただけです。ただしある一辺(写真では上の辺)にテープがはみ出さないようにします。
これを2つ作ります。
貼ったよ 手順は、
1.まずポットを取り付ける。
2.凹みがはみ出しているので、さっきのプラ板を凹みの上に貼る。
3.LEDを中から差し込み、接着剤(今回はホットボンドを用いた)で接着。
4.プラ板を剥がす。

これで終了です。これを使うことでケース上面から飛び出さず、ツライチにしたポットに干渉しないように出来るんですね。
剥がすと…
つけたよ じゃん。
こんな感じです。いーねいーね。
ナットがちょうどいい位置で止まっていますが、これは偶然ではないです。先ほど紹介したスペーサーにセロテープを巻いてナットの角度が最適になるよう調整してるんですね。試行錯誤でしたよこれ…
ポット裏 裏側はこんな感じですね。まだボンドで固定してない状態です。ポットの横スレっスレなのがわかりますね。だから16mmは採択しなかったのです。ふひひ。
これからホットボンドのベタ塗りで固定した後、ハンダ付けです。LEDを並列接続して510Ωの抵抗をかましてあります。
スペーサーの効果 ノブをつけてみました。上がスペーサーをかました状態、下はノーマルです。ツライチ具合が明らかに違いますね。
LEDの光を余さずノブに伝えたいというのと、単に浮いてるとカッコ悪いというのとで笑
けっこうナットが見えてるのカッコ悪いと思うんですよ。ノブにもよりますが…。
完成 あとは残りの部品を付けて、配線して、ロゴを貼って、完成です(画像撮ってなかったもんだから…)。スイッチ周りの配線はGeneral Guitar Gadgetsのやつを参考にしています。
ホントは塗装しないかな…とも考えたんですが、やっぱり少しはと思って文字を書いてみました。
光ってます で、光らせてみました。
かっちょえーです。けっこう明るいから1kΩでも良かったかも。写真では白くなっちゃってますが、本物はこの比じゃないです。もっとかっちょえーです。

実は前々からやってみたかったこの仕様なんですが、ヤフオクで似たようなのが出品されてたので若干テンション下がりました。
ヤフオクのと違うのはLEDを2発搭載しているので光の広がりが良いこと、角形LEDを使っている人はまずいないので新しいこと、その分加工が難しいこと…ですかね。
光ってまーす これの方が実際に近いです。ええ色や…。

肝心の音はというと、若干高域が削れてファットになります。Blues Breakerの前段に繋いで弾いてみたんですが、ゲインMAXでえらい太くなります。もうお前ホントにブルブレか?ってくらい。ジャキュ―ンがバゴ――ンって。
恐らくコンデンサの影響ですね、それこそあのでっかいマイラの。前例があるので…。次はMalloryやら何やら使ってみたいですな。

太陽神“Ra.”の名に恥じない(?)ものになったと自負していますw
ちなみにこれは嫁いでゆきました。さらば…

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